体外衝撃波治療について

体外衝撃波とは?

衝撃波を患部に照射し、痛みに関わる自由神経終末を減少させることで除痛効果が期待できます。
また、衝撃波が患部に血管新生を誘導し組織修復を促します。
痛めた組織の再生が期待できる治療法です。

治療の特徴

手術とは違い傷跡が残りません。麻酔なども不要で入院の必要もなく外来通院で治療可能です。
スポーツをされている方や仕事や趣味で身体に過負荷をかけざるを得ない方々にとっては、スポーツで競技を継続しながら、日常生活を変えることなく痛みを改善することができる治療法であるのが最大の利点です。
治療後の制限もありません。低侵襲で重篤な合併症もない安全かつ有効な治療法とされています。

どんな病気(症状)に有効?

難治性足底腱膜炎の他、慢性的腱障害(アキレス腱炎、石灰沈着性腱板炎など)や骨修復機能異常(骨折遷延治療、疲労骨折など)、スポーツ障害(投球による肩や肘の痛み、シンスプリントなど)に有効です。

副作用について

※基本的に副作用はありませんが、下記のような症状が稀に現れることがあります。
・腫脹・発赤・血腫や点状出血(内出血)
・疼痛(痛み)
・コルチゾン(ステロイド)を受けた部位での皮膚損傷

※現病歴や内服中のお薬によっては治療を受けられない場合もございますので、医師に相談してください。
※これらの副作用は通常5日から10日で軽減します。

当院での体外衝撃波治療の流れ

①体外衝撃波治療の前に診察および必要な検査
(レントゲン・MRI・超音波エコー)を行います。

②診察結果により体外衝撃波治療が適応と判断されたら、医師が疼痛場所を確認し照射部位を決めます。

③リハビリ室へ移動し照射部位に治療を行います。
低レベルから照射を開始し、反応を見ながら徐々に出力を上げていきます。
※当院では焦点を絞って深部まで照射できる「集束型」の体外衝撃波を導入しています。疼痛のある部位にピンポイントで照射するため痛みを伴いますが、出力が高い方がより効果があるため我慢できる範囲で出力を上げていきます。

④目的とするショット数に達したら終了します。(治療時間は約10分です。)

※治療回数は1週間に1回の間隔で3回が原則ですが、症状が改善しない場合は追加で行うこともあります。

注意事項

・体外衝撃波治療の際には、必ず毎回診察に入って頂きます。
・リハビリ室で行いますが、体外衝撃波の治療日は電気やマッサージ等のリハビリは受けることができません。
・治療の日時は基本的に予約制です。当院のホームページから患者様ご自身でご予約をお願いします。ただし、ご自身でのご予約が難しい方は電話対応もさせて頂きます。(TEL:058-271-6766)
・予約時間10分前には当院にお越しください。
・予約時間を過ぎてのご来院ですと、お待ちいただくことや治療を別日にしていただく事もありますのでご了承ください。

患者様の症状が改善するようスタッフ一同全力で治療を行います。
体外衝撃波治療についてご質問がございましたらお声掛けください。